お茶の水女子大学の総合型選抜対策
ここではお茶の水女子あ大学で行われている、新フンボルト入試や学校推薦型選抜に関して、合格者の体験や指導経験に基づき、入試の実態や対策法を、より詳しくお伝えいたします。
■お茶の水女子大学の
明治7年に設立された東京女子師範学校がその始まりであるお茶の水女子大学は、日本に2つしかない国立女子大学のうちの1つであり、非常に珍しく歴史のある大学です。
このお茶の水女子大学は現在、文教育学部、理学部、生活科学部の3学部14学科で構成されており、多様な学びが可能となっています。また、生活科学部を設置している国立大学は少なく、とりわけ栄養科学などを4年制大学で学びたいという生徒にはおすすめです。
キャンパス
住所:〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅より徒歩7分
■お茶の水女子大学の推薦入試
お茶の水女子大学では、新フンボルト入試という名で行われている総合型選抜と、学校推薦型選抜の2つの推薦入試が実施されています。多くの国公立大学の推薦入試は専願となっており、お茶の水女子大学の推薦入試も専願です。
特に新フンボルト入試では図書館入試や実験室入試といった、かなり特徴的な形態の入試が行われており、ここではそれらについて可能な限り詳しく解説していきます。
■お茶の水女子大学の総合型選抜(新フンボルト入試)
お茶の水女子大学の新フンボルト入試(総合型選抜)は、文教育学部人文科学科、言語文化学科、人間社会科学科、生活科学部人間生活学科、心理学科、共創工学部文化情報工学科、人間環境工学科、理学部数学科、物理学科、化学科、生物学科、情報科学科、生活科学部食物栄養学科にて実施されています。
まず、この新フンボルト入試の出願資格に関してですが、募集要項には「調査書の学習成績概評がA段階以上であることが望ましい」とあります。これはすなわち、評定平均4.3以上あるとよいということですが、「望ましい」と書かれておりますので、評定平均4.3未満でも出願自体は可能です。とはいえ、評定平均4.3未満だと合格を勝ち取るためには、それを補うだけのものがあるか否かが重要なのです。具体的には、一次選考においては英検などの資格や課外活動の実績、クオリティの高い志望理由書などが必須となるでしょう。二次選考においては、文系学科は図書館入試、理系学科は実験室入試が行われます。
文系学部で行われる図書館入試ですが、試験会場は附属図書館になります。図書館にある図書などを資料にして、与えられた課題についてのレポートを作成します。図書館にこもっている時間6時間とかなり長く、試験中に飲食をしたりトイレに行ったりすることもできます。そしてパソコンで調べ物をしたりする子も可能という、他大学で行われている試験とは、かなり異なるものになっています。この図書館入試は、2日間にわたって行われ、1日目は図書館でのレポート作成、2日目はグループ討論と面接が課せられています。
また、理系学部で行われる実験室入試の試験内容は、自主研究の発表や実際に実験を行い、その結果をまとめ考察するなど学科によって様々です。したがって、学科によって試験内容が異なるので、志望学科の試験内容をきちんと確認するとよいでしょう。
■お茶の水女子大学の学校推薦型選抜
お茶の水女子大学では学校推薦型選抜が行われており、文教育学部、生活科学部、共創工学部が対象となっています。すべての学部が評定平均4.2以上を推薦要件の1つとしていますので、評定に自信がある生徒は出願するとよいでしょう。つぎに学校推薦型選抜の選考方法についてですが、いずれの学部も1次選考は書類審査、2次選考は小論文と面接が課されています。小論文の内容はいずれも学部学科に関するものが出題されています。ですので、志望する学部学科に関連する知識や情報、またそれらに対する自分の考えを深めておくとよいでしょう。
■お茶の水女子大学の総合型選抜・学校推薦対策
ここまで、お茶の水女子大学の新フンボルト入試や学校推薦型選抜について説明してきましたが、やはり試験において重要となる者は小論文を作成する力を養うことだといえます。とりわけ新フンボルト入試における図書館入試では、図書館にこもって参考文献などを手にしながら、論文を書くことになるわけですから。
ここで小論文の書き方について言及しますと、市販されている参考書なども、小論文に関するものが最近は増えてきました。私も可能な限りそうした者は目にするようにしていますが、どれもがかなり矮小化されているといった印象を抱きます。特に高校生にとって小論文は未知のものであり、とにかく道筋を示そうと、小論文の1つの形である結論のサンドイッチ、いわゆるPREP法を押している参考書が目立ちます。このPREP法とは、P=Point(結論)、R=Reason(理由)、E=Example(例)、P=Point(結論)というものであり、たしかにこれは論理的な文章構成であるのですが、この形がすべてであると認識し、この形の論文しか書けないとなるとかなりの不都合が生じます。たとえば最初に結論を書くことに関しては、主題と結論が一致している場合においては推奨される書き方になるのですが、そうではない場合は他の書き方の方が評価は高まります。
さらにそうした書き方にばかり目を遣ると、どうしても内容が薄いものになってしまいます。たとえば「差別」について論じなければならぬ場合、よくニュース等で見聞きする一般的な知識を持って論文を書くことよりも、「差別コスト」であるとか解決策の1つとなりうる「ソフトパワー」であるとか、そうした差別を論じるための前提知識の習得、および現状で生じている差別の背景にも目を遣ることが欠かせないのです。つまり、小論文の参考書はたしかに1つの書き方を示しており、それは決して間違いではないものの、質の高い小論文を書く上では1つの過程を踏むことにしかならないわけです。
お茶の水女子大学をはじめ何度の高い大学を受験するとなると、やはり他の受験生との出来の差を鑑みて、表面的な学習にとどまらず、根本的なところから知識やスキルを積み上げていくことが求められるのです。
■新フンボルト入試 文教育学部のGディスカッションと面接
文教育学部の新フンボルト入試においては、グループディスカッションと面接も行われます。まずグループディスカッションにおいては、大体4~5名が1つのグループとなり、与えられたテーマに沿って議論を進めていきます。この与えられたテーマというのは小論文の課題と同じであり、時間としては40分ほどになります。つまり、グループディスカッションを行えば、それぞれの生徒が小論文でどんなことを書いたかがよくわかります。お茶の水女子大受験者ということを鑑みると、いわゆるクラッシャーのような存在はおらず、ほのぼのとした雰囲気で進んでいくことが多いようです。
さらに面接においては、面接官は3名おり、提出した書類に基づいた質問が多くなります。また、小論文およびグループディスカッションの内容に関しても問われますが、この面接は重要度が高いというより、どちらかといえば確認という位置づけであると思われます。受験生の人間性は面接よりもグループディスカッションの方がよく表れますので、面接においては深掘りの質問がたくさん為されるというわけではなく、面接の良くある想定質問に近いようなものが質問として投げかけられるとお考えください。
しかしながら別の視点でこの面接を考察すると、比較的答えやすい質問を投げかけるのは、確認作業という側面のほか、受験生の答えの幅を見るという側面があるかもしれません。難しい質問であると受験生間の答えの幅が小さくなり、簡単な質問の場合、その幅は一般的に広がります。このことから受験生は、自分の意見を大いに出せる面接が行われるのだと捉え、決してストックフレーズの枠には収まらない、自分を表現することを意識するとよいでしょう。
■お茶の水女子大学の合否を分けるもの
総合型選抜においても学校推薦型選抜においても、合否を分けるのは試験当日に行われる小論文や面接のみならず、事前に提出する書類も大きな判断材料になります。その書類とは評定などが記されている調査書であったり、語学試験等の資格、さらには志望理由書であったりするわけですが、学部との一致を重視する新フンボルト入試の場合は特に、高校時代の活動も合否を左右する大きな材料の1つになります。
お茶の水女子大学には付属高校があり、そこでは通常の学習のほか、様々な活動が行われています。台湾研修であったり高大連携プログラムであったり、それらを超えるだけの活動実績は、やはり受験までには積んでおきたいというのが正直なところなのです。当塾からの受験生で受験先が文教育学部であった生徒は、学習ボランティアのみならず、小学校でのチューター経験など、複数の活動実績を有していました。それはもちろん、面接においても高く評価された印象を受け、やはりそうした活動に基づく学問への興味関心が、お茶の水女子大の受験委は求められるのだとお考えください。
■二重まるのお茶の水女子大学対策
とくに新フンボルト入試の図書館入試を受験する場合には、6時間かけて小論文を書くという特殊な条件が課せられます。そのことを鑑みると、やはり小論文の対策に重点を置いて進めていくべきでしょう。当塾では、小論文の指導は毎日行っており、それは土曜日や日曜日も例外ではありません。受験生が本番を見据えて6時間で小論文の練習をするとなれば、やはり週末しか時間は取れず、当塾ではその対策が可能なのです。
さらに活動実績の積み上げも欠かせません。それはもちろんボランティアなどにとどまらず、学問への接続が必須となります。当塾では、学会への参加、国際機関や行政期間等への訪問、政治体験など、表面的な活動とは全く異なる、大学入試ではかなり評価される活動に、希望する生徒たちが生徒たちがグループで参加しています。
二重まるを選ぶべき5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)


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