叡啓

叡啓大学の総合型選抜・学校推薦型選抜

ここでは叡啓大学で行われている総合型選抜や学校推薦型選抜に関して、合格した生徒や実際の指導などの実例に基づき、その実態や対策法についてお伝えいたします。

叡啓大学について

 叡啓大学は広島県広島市にある国公立大学であり、名称にはないもののその成り立ちからいえば県立大学という位置づけになります。この叡啓大学の特徴は何と言っても、その留学のしやすさにあります。ここに通う学生には全員、留学が義務付けられており、その留学費用に関しては学費は無料になります。留学期間中も叡啓大学に支払う学費は必要ですが、その学費が留学先の学費に充てられます。つまり、叡啓大学に4年間学費を支払えば、そのうちの1年間を留学先の学費に充てられその留学先で学ぶことができるということになります。
 また、卒業に必要な単位の半分以上を英語の授業で取得せねばならないというルールもあり、英語力を磨くにはうってつけの大学だといえるでしょう。

■キャンパスについて
住所:〒730-0016 広島市中区幟町1-5

叡啓大学の総合型選抜について

 叡啓大学で行われている推薦入試は、総合型選抜と学校推薦型選抜の2つの種類に分けられます。このうち総合型選抜は、2026年度入試から2つに分けられ、それは実施時期を2つに分けたことのほか、あとに行われる方では併願が認められております。基本的に国公立大学は専願である場合がほとんどですので、この併願可能というのは受験生にとっては受験先の1つとして選びやすいといえるのではないでしょうか。
 最近では大学でも高校でも、こうした留学を必須とするところが増えてきました。長期の留学は費用の面でも生徒本人の意思の面でも、ある程度の覚悟が求められるものです。ですので、留学が必須のところは専願としているところが多いのですが、叡啓大学は留学費用の大部分を占める学費が掛からないこと、さらには留学を希望する学生の増加などにより、併願可能としたのでしょう。

叡啓大学の総合型選抜に関する内容

出願資格に関して
 叡啓大学の総合型選抜においては浪人生も出願可能であり、必要な資格は英検2級などのCEFR-B1となっています。評定の縛りがないことは、受験生にとっては比較的出願しやすいといえます。

一次試験
 試験に関してですが、一次試験は書類審査となっており、この書類には志望理由書や活動報告書が必要となり、併願が可能になっている入試方式においては事前課題として小論文の提出が求められています。総合型選抜は志望理由書が大切だといわれることが多くありますが、この叡啓大学の総合型選抜では、志望理由書はA4用紙1枚であるのに対し、活動報告書はA4用紙3枚となっています。このボリュームの点を鑑みますと、叡啓大学の総合型選抜では活動報告書が重視されるといえ、事前に様々な活動を行っておくことを強く強くお勧めいたします。
 なお、過去にこの叡啓大学を受験した生徒は、長期の留学経験があった受験生もおりましたが、決してそれが必要というわけではございません。短期の語学研修や高校での探究活動などを活動報告書に書き記し、合格したケースもございます。

小論文
 併願が可能な総合型選抜の方式を受験する場合には、事前課題として小論文が課せられます。この小論文はかなりの難易度となるため、受験生には時間をかけて作成することが求められます。この小論文の課題は7月から8月にかけてホームページ上で公表されるため、2~3カ月間という時間が与えられます。ボリュームとしてはA4用紙1枚分となり、文字数にすれば1800文字とまります。文章量としては決して多くはありませんが、かなり深い内容を書く必要があるとお考えください。
 ちなみに以前の入試においては、以下のようなこの小論文の加点要素がホームページ上で示されていました。年度によってはこれが示されないケースもありますが、受験生は以下の内容を踏まえて小論部の作成にあたってください。
①国内外の様々な文化、歴史、社会や国際関係への強い関心と探究心、
②学ぶ意欲、
③自らの能力の向上を目指す意欲
④社会貢献意欲・将来を見据え、目的意識を持って学修に取り組もうとする姿勢
⑤他者と積極的にコミュニケーションを行う姿勢
⑥自ら先頭に立ち、他者を巻き込んで様々な課題に取り組もうとする姿勢。


 この加点要素をどうとらえるかですが、国公立大学の場合、こうした文言には細心の注意を払い、分かりやすい形でこれらの内容を踏まえた表現を用いることをお勧めします。例えば金沢大学のKUGSという入試にも、こうした書かねばならぬ要素は事前に示されており、なんとなくその要素が含まれるという文章より、直接的にその内容を伝える文章の方が好まれます。したがって叡啓大学の小論文も、そのことを踏まえて作成することをお勧めいたします。

二次試験
 まず、二次試験で行われるグループディスカッションは、小論文同様に事前にテーマが与えられ、自分の意見を各受験者に発表する形になります。その後、受験生のみで討論を行い、最後はグループごとに発表するという形になります。このグループディスカッションには大学の担当者は関与しないため、各役割などは受験生が決めることになります。したがってある程度の積極性、協調性が必要となり、相当の練習が必要になることでしょう。
 多くの受験生は、ディスカッションに臨む際、積極性を発揮しようとします。たしかにそうした積極性も重要なのですが、重要なことはそれだけではありません。たとえば、そのディスカッションに挑んだすべての受験生が積極性を発揮しようとすれば、ディスカッションは成り立たなくなります。叡啓大学をはじめ国際系の学部では、そうしたディカッションが大学入学後の授業においても積極的に行われます。入試のディスカッションでどうすべきかを考えますと、間違った考えに支配されてしまいがちです。ですが、大学の授業で行われるディスカッションではどんな態度が評価されるのか、このことを考えると良いでしょう。
 そして最後に行われる面接では、提出した書類のことをはじめ、直前に行われたディスカッションのことも、これまでのすべてが質問の対象になります。このうちよく問われることは、やはりこれまでの活動であったり、学習など高校時代の取り組みのことだったりします。この面接は決して圧迫などではなく、アイスブレイクも入れてくれ和やかに進んでいきますので、受験生はやりやすいかと思います。

叡啓大学の学校推薦型選抜

出願資格に関して
 叡啓大学で行われている学校推薦型選抜の出願資格は、英検2級等のCEFL-B1という英語資格のほか、広島県の高校出身者のみが対象となります。よってこの学校推薦型選抜に出願ができる広島県の高校生は、総合型選抜と合わせて最大3回出願が可能だということになるのです。

一次試験
 一次試験は書類審査となっており、この書類には志望理由書などが必要です。総合型選抜と異なり、活動報告書や事前課題の小論文は課されません。そうしたことから、学校推薦選抜においてはより、評定や調査書が重視されることになると考えられます。もちろん高校によって評定には差があり、一般的には偏差値が高い高校よりそうではない高校の方が評定は高くなります。その場合でも高校の偏差値は考慮されず、評定はそのまま何の調整もされず合否の判断材料になります。

二次試験
 二次試験では総合型選抜同様にグループディスカッションが行われます。事前にテーマが与えられ、まずは自分の意見を各受験者に発表する形になります。その後、受験生のみで討論を行い、最後はグループごとに発表する形になります。
 このグループディスカッションには大学の担当者は関与しないため、各役割などは受験生が決めることになります。したがって、受験生にはある程度の積極性、そして協調性が必要となり、臨機応変にいずれも発揮できるようするためには、相当の練習が必要になることでしょう。

総合型選抜か学校推薦型選抜か

 ここまで述べてきたように、叡啓大学では2回の総合型選抜と1回の学校推薦型選抜が行われており、広島の高校に通う生徒なら最大3回の受験機会があります。ではどの入試が最も合格しやすいのか、受験生が気になるそのことについて説明させていただきます。
 まず総合型選抜の場合、一般的には併願より専願の方が合格しやすい傾向にあります。併願が可能である場合、そこには滑り止めとして受験する生徒も出願するため、倍率は高くなる傾向にあります。ですがその倍率に関していえば、多くの場合9月から出願が始まる入試方式の方が、その後に出願が始まるものに比べて倍率が高くなるという傾向も存在します。叡啓大学の総合型選抜は、先に行われるものが専願であり、後に行われるものが併願可能になります。そうなると倍率の差はあまり生じないと考えることもできるのですが、推薦入試が今以上に広がっていきますと、後に行われる併願可能な方にも生徒が流れる潮流も生じるという予測も可能です。
 また、学校推薦型選抜と総合型選抜を比較するとどうなのか。これに関しては学校推薦型選抜の方がやりやすいことは間違いありません。学校推薦の場合は広島の高校生に限定されますから、全国どこに住んでいても出願可能な総合型選抜と比較すると、それは地方大会と全国大会という例えが適切かどうかは分かりませんが、やはり学校推薦の方が受験者層を考えますとやりやすいといえます。しかしながら、この入試方式は総合型選抜よりも提出書類が少ない分、調査書が合否に影響する程度が大きくなると考えられます。したがいまして、評定等が低い生徒は、総合型選抜への出願も念頭に置くとよいでしょう。

叡啓大学の受験者層について

 まず、叡啓大学を第一志望として挙げている受験生は、広島を中心としたいわゆる地元の生徒が多いという特徴が見られます。入学者割合などを見ましても、広島県ない出身者とそれ以外の比率が、おおよそ半々という状況です。たしかにグローバル人材の需要は高まっており、受験生の国際学部などの人気も高まってはおりますが、私立と比較して叡啓大学はPRするにも限界があり、全国から生徒を集めるという状況には至ってはおりません。
 しかしながら、留学が無料ということ、さらには国公立大学でありながら総合型選抜の併願可能という制度はとても魅力的であり、当塾では関西方面の生徒が併願先として叡啓大学を受験するケースは毎年あります。関関同立の滑り止めとして受験する生徒は毎年おり、さらには産近甲龍の国際系学部や立命館アジアと天秤にかける生徒も毎年のようにいます。
 このことから叡啓大学の大体の受験者層のイメージがついたかと思います。グローバル人材は今、足りない状況にあり、叡啓大学がさらにPRを重ねると、この大学の難易度は今後上がるかもしれません。

二重まるの叡啓大学対策

 当塾では、活動実績の構築から始めることで、提出書類に書き記せることの幅を広げることから指導を行っております。また、出願資格である英検などの指導も致しております。そして、志望理由書や小論文といった、実際の提出書類の作成、英語、面接、ディスカッションなど、叡啓大学の入試に必要なすべてを指導します。 

■二重まるを選ぶ5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
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