慶應義塾

慶應義塾大学の総合型選抜

ここでは慶應義塾大学の総合型選抜について、SFCのAO入試や法学部のFIT入試などのことについて、合格者の実例や指導経験を元に、入試の実態やその対策法などのことについて詳しく解説いたします。

慶応義塾大学について

 慶應大学の創始者は岩倉使節団として欧米を訪問した伊藤博文ですが、慶応大学の前身である「蘭学塾」は、藩からの命令で1858年に開学しました。その名の通り、蘭学、つまり西洋のことを学ぶ教育機関だったのです。その後福沢諭吉は、開港した横浜に出向いた際、国際社会ではオランダ語より英語の方が重要だと知り、「英学塾」と改名し、独学で英語を学び、そして生徒達にも英語を教えるようになりました。
 このように慶應義塾大学は、古いものにとらわれず、新しいものをどんどん取り入れることに寛容な大学であるといえるでしょう。

キャンパスについて

三田キャンパス
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45

 慶応義塾大学のメインキャンパスは三田にあり、大学の敷地は丘の上にあります。キャンパス内はとても都会的で洗練されていますが、創始者である福澤諭吉終焉の地の記念碑があるなど、歴史を感じることもできます。
 この三田キャンパスを利用するのは文学部、経済学部、法学部、商学部などとなり、付属の女子高や中等部も隣接しています。
湘南藤沢キャンパス
〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤5322

 総合型選抜(AO入試)を受験するものにとって一度は耳にするのがSFC。これは、湘南藤沢キャンパスの頭文字をとってそう呼ばれています。場所は神奈川県の藤沢市にあり、最寄り駅は湘南台となります。ですがこの駅からキャンパスまでバスで15分ほどかかるため、アクセスは決して良いとは言えません。
 この湘南藤沢キャンパス(SFC)には、総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部の3つの学部が設置されています。

慶応義塾大学のAO入試

 日本で最初にAO入試を取り入れたのが、この慶応義塾大学です。1990年、湘南藤沢キャンパスに総合政策学部と環境情報学部を設置すると同時に、AO入試という新たな入試制度が取り入れられたのです。
 様々な大学が総合型選抜(AO入試)による入学者と、一般入試による入学者の入学後の成績の推移を調査しています。慶應義塾大学でもそれは行われており、AO入試による入学者の成績は一般入試による入学者と比べそん色ない、むしろ良いケースもある。という調査結果を発表しました。
 それは、優秀な受験生が多く受験することも一因ですが、何よりどういう生徒を合格させるのかといった、目利きが優れていることも1つの理由と言えます。AO入試で優秀な生徒を確保する。慶応大学がもう20年以上もAO入試を続けている理由はそこにあり、そのことは受験生にとって、それだけの対策を練らないとなかなか合格を手にできない理由にもなっています。

慶応義塾大学SFCのAO入試

 推薦入試といえば慶應義塾のSFCという印象を強く持つ方もいらっしゃり、このSFCに是が非でも入学したいと考える受験生も少なくありません。しかしながらSFCのことを単に、湘南藤沢キャンパスのことだと考えていらっしゃる方は注意が必要です。SFCとはこのキャンパスの略称としての意味だけにとどまらず、歴史的な文脈から鑑みますと、慶應義塾の中でも独自の学部群であり、その教育スタイルの総称として使われることが多のも事実です。つまり確かに狭い意味でのSFCは湘南藤沢キャンパスの略称だといえますが、広義においては総合政策学部と環境情報学部を中心とした、既存の学問の枠や学年による区別にとらわれない教育スタイルのことだともいえるのです。慶應義塾大学が取り入れたAO入試は今や、多くの大学で行われるようになっています。その際の評価基準はどの大学においても、大学入学後の学問の結びつきを重視するという特徴があります。もちろんそれは慶應義塾についてもいえることであり、このSFCが総合政策学部と環境情報学部を中心とした、既存の学問の枠や学年による区別にとらわれない教育スタイルのことという認識を持つことが、合格するための志望理由書等を書く上で、少なくとも知っておかねばならぬことになるのです。
 そして実際のAO入試についてですが、慶應義塾のSFCにおいては、書類と面接のみということで、一発逆転の可能性があるようにも思え、多くの受験生がこの入試に挑みます。しかし、それを煽っているのが一部の推薦入試専門塾であり、あたかも簡単に合格できるような説明をしています。日本の総合型選抜はたしかに、大学入学後の学問との結びつきを重視しますが、それだけで合格が決まるわけではありません。これまでどういう高校生活を送ってきたのかという根拠があってこそ、大学でどういった学問を探求したいのかに説得力が生まれるわけです。過去、慶應義塾のSFCのAO入試に合格した受験生は、英語だけでなく中国語も高いレベルの資格を持っていたり、全国規模の論文コンクールで入賞経験があるなどしました。ですので、そうしたこれまでの実績もある程度は必要だということを念頭に、受験までにいろいろな取り組みをしていくことが肝要なのです。
 また実際の入試についてですが、先述通り書類と面接にて合否が決まります。その面接に関しては、他大学と暮部て特に変わったことがあるわけではありません。よほど立教大学の方が深掘りをしてくる印象が強く、書類を重視しているはずのSFCの方があっさりしている印象です。この点から鑑みましても、志望理由書等の書類以前に、資格取得だとか受賞歴だとか、そうしたものを積み重ねないと人物の評価まではしてもらえないと捉えた方が良いかもしれません。
 最後に、SFCは最初に提出する書類が大切になるのですが、そこでは専門性および独創性が求められます。それらはどちらも重要なのですが、あえてその重要性の比重を申しますと、やはり専門性の比重の方がやや高いといえるでしょう。
慶應義塾大学SFCのAO入試

慶応義塾大学法学部FIT入試

 法学部で実施されているFIT入試は、教授と学生のfitが、その名の語源です。この点から言えることは、受験生には法学に対する基礎的な知識と大きな関心が求められるでしょう。このFIT入試は全国一律のA方式と、地域ごとに分けたB方式の2つがあります。A方式とB方式の2つ受験することも出来るので、慶應の法学部にどうしても入りたい受験生は2回チャレンジすると良いでしょう。
 出願書類に関しては、志望理由書などはもちろんですが、それ以外にも実に様々な書類の提出が求められます。もちろんそこには、ただ良い文章を書くだけでとどまるのではなく、そもそものネタが必要になるわけです。ですのでこのFIT入試に出願するだけでなく合格まで目指すことを考えますと、長期的な視野で様々な活動を積み、さらには何らかの受賞歴などもあるとよいでしょう。書類だけを考えた場合、準備期間は少なくとも1か月は必要です。しかしその内容をよくするために活動実績を積むなどのことまで踏まえますと、かなりの時間を要する長期戦という覚悟が必要になるのです。
 もちろん受験の際には、小論文や面接の対策が必要になります。この点では他の学部の受験と変わりありませんが、やはり法学部を受験するとなると、その専門的な学びもある程度は必要になります。たとえば小論文においては法的三段論法なる書き方を知っておくとよく、それを念頭に置くと法的ジレンマなるものへの意識も欠かせません。これは複数ある法が衝突し、一方を優先するともう片方が成り立たなくなるというものです。たとえば、排他的な思想を持つ者の表現の自由とヘイトスピーチ規制の両立が困難であることがその例です。ただこの場合において、他者の人格や尊厳が傷つけられることや公共の秩序維持に反するという点で、表現の自由はたしかに規制されますが、排他的な考えを持つという内心の自由までは規制されません。ここまで言及するとゴチャゴチャしてしまいますが、このように1つ1つの法的知識を蓄えるだけではなく、いくつもある法率が干渉しあい衝突するケースが多数あることを念頭に置き、こういうケースはどうなる?といった問答を繰り返し、その運用能力までをも高めるとよいでしょう。

慶應義塾大学の総合型選抜のまとめ

 慶應義塾大学には、湘南藤沢キャンパスにある総合政策学部や環境情報学部のAO入試、さらには文学部の自主応募入試などがあります。出願の準備という点では1か月もあれば十分ですが、合格することを考えた場合、様々な活動実績や受賞歴、さらには試験対策が必要となるため、準備は長期的なものになると捉えましょう。
 とくにSFCなどは評定、英語資格などの制限がないため出願がしやすく、試験も書類と面接のみということから、もしかしたら合格するかもという期待だけで、試験に挑む受験生は少なくありません。しかしながらそうした出願のしやすさだけに目を遣るのではなく、合格者がどういった人物であるかを考慮するとよいでしょう。

二重まる学習塾の対策

 当塾では試験対策はもちろんですが、それ以前に、出願するにふさわしい実績を残すことから始めます。それはボランティアなどの活動実績にとどまらず、学問的知識が付随されるものであったり、権威ある公共を踏まえた実績であったりと、他の新しい塾では真似できない、25年の実績があるからこそ可能な学問的にも社会的にも信頼される、深いものになります。
 そうした実績をもとに、書類作成や試験対策塾長自らが指導に当たることで、受験生はみな、高い質の指導が受けられるようにしております。とりわけSFCの受験に関しては、ネット上には大手塾が作成したいわゆる型枠のようなものが出回っており、いまだそうした定番の志望理由書の作成を指導する塾も多く存在します。そうしたを時間をかけて作詞しても意味はなく、当塾では個々の受験生の活動を積み上げ、深い志望理由を考えるところから始めますので、質の高い世界で唯一のオリジナルが出来上がるのです。

二重まる学習塾の5つの特徴

①オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
合同会社二重まる/nijumaru Inc.
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