西南学院大学の総合型選抜対策
西南学院大学では総合型入試という名で総合型選抜が行われており、対象となる学部や学科、さらには1つの学部学科でも複数の入試方式があるなど、年々、総合型選抜で出願、合格できるチャンスが拡大しています!
■西南学院大学について
西南学院大学はアメリカ人の宣教師であるC.K.ドージャーが、1916年に創立した私立大学です。設立の経緯からも分かる通りキリスト教色が強く、建学の精神も"Be True to Christ"となっています。語学教育に力を注ぎ、学生には国際性を身につけることを求めており、今のグローバル化が進む時代にマッチした大学である印象があります。
学部は神学部、外国語学部、商学部、経済学部、法学部、人間科学部、国際文化学部があり、文系型の私立大学です。かつてあった文学部は外国語学部に引き継がれました。
キャンパス
福岡県福岡市早良区西新6丁目2−92
■西南学院大学の総合型選抜
西南学院大学では総合型選抜が行われており、その対象学部は年々拡大されています。西南学院大学では、この総合型選抜は総合型入学試験という名で行われており、学部によって出願条件や試験内容が異なっています。ここからわかることは、他の多くの大学と同じように、学部独自の判断で合否が決められるということです。そのことから、提出書類などの作成の際には、学部に合わせて作成する必要があることが注意点となります。
また、いずれの学部もこの総合型選抜は専願となっています。これは、合格した場合は入学することが条件ということを意味しています。福岡県の他の私立大学、例えば福岡大学なども、総合型選抜は専願となっており、この総合型選抜におけるすべり止めがなかなか見つからないというのが難点だといえます。
つまり、そもそも西南学院の総合型入試が専願であるため、国公立大学志願者が併願先として受験しにくい点。さらには仮に西南学院大学が第一志望であっても、福岡大学などの滑り止めとして候補に入る大学の総合型選抜が専願であるため、滑り止めが見つからない点。これら2つの点が、総合型選抜の受験の大きな妨げになっている現状があるのです。
■西南学院大学 外国語学部の総合型入試
活動実績型
外国語学部の総合型入試活動実績型は二段階選抜になっており、一次試験は書類のみとなります。ここで注意が必要なことは、二次試験で課されるプレゼンテーションの資料の提出が必要になることです。プレゼンテーションのやり方によって資料を提出する必要がない場合もありますが、多くの受験生は志願表などと共に資料提出が必要になることでしょう。
二次試験は講義レポート、プレゼンテーション、グループディスカッションです。おそらく受験生が気になっているのは、この二次試験でどんなことが行われるのかといったことではないでしょうか。まず講義レポートは60分程度の講義を聞き、その後その講義に関する内容の理解を問う問題や、講義内容に関する小論文が課せられます。講義の内容ですが、国際社会に関することであるケースが多いかもしれませんが、実はそうではないケースもあります。そしてその後行われるレポートは講義内容に関する基礎知識を問う問題や自らの意見を述べる小論文となります。これは、日頃から小論文の練習に取り組んでいれば、難なくこなせるはずです。そしてプレゼンテーションですが、10名ほどのグループに分かれ、各受験生が5分程度のプレゼンテーションを、他の受験生の前で行う形になります。その後は同じ10名ほどグループのメンバーとのグループディスカッションになります。
学びと探求型
外国語学部の総合型入試には、活動実績型ともう1つ探求型が行われております。一次試験は書類のみとなり、二次試験は課題本に関する小論文となります。この小論文の試験には課題本の持ち込みも可能となり、受験生は何度もくまなく、この課題本に目を通しておくことが必要です。持ち込み可能とはいえ、もし忘れたとしても試験会場での貸し出しはあります。そしてどの部分が問われるかは当日になってわかることなのですが、やはりその個所に関する深い理解はかかせませんので、事前からすべての部分に対する深い理解が必要なのです。
そして活動実績型と大きく異なるのは、面接が行われる点だといえるでしょう。西南学院大学の面接はどの学部も厳しい傾向にあり、受験生はそれに対する心の準備と、ここでも課題本に対する深い理解が必要になるのです。
つまりこの入試は、小論文の試験および面接において、課題本に対することが問われることとなり、受験生はまさに課題本が発表されると同時にすべての個所をくまなく読み、いずれの個所に対しても深く理解しておくことが大切なのです。
外国語学部受験への準備
外国語学部を受験する場合、どちらの入試方式を選択するにせよ、ある程度の活動実績を積んでおくことを強く勧めます。というのはなぜ外国語を学びたいのかということが一次試験の書類審査では重要視され、活動に基づく理由である方がやはり評価されやすいからなのです。そして二次試験の方法はプレゼンテーションは課題本に関する小論文かに分かれており、この得意不得意に応じて出願する入試方式を選択するとよいでしょう。
■西南学院大学 法学部の総合型選抜
西南学院大学法学部には、法律学科と国際関係法学科の2つがあり、どちらを選択しても試験内容は同じです。試験は小論文と面接となっており、受験生に対してお勧めするのはまず、小論文の対策をしっかりすることとなります。
というのは法学部は法律の条文などを読み、そこから様々なケースに対する解釈が求められます。様々な法が存在するこの社会においては、いくつもの法律が絡み合い、時にそれらが矛盾を引き起こすこともあります。表現の自由は認められているものの、ヘイトスピーチ解消法によってどこまでも認められるわけではないのがその例です。こうした複数の法は時にジレンマを生み出すこともあり、小論文ではそうしたことが問われやすいのです。
そして面接は集団面接になります。集団面接は学校で為されている練習などとはおそらく異なり、雰囲気的にはややピリピリすると感じられるかもしれません。そして他の受験者の回答を耳にできるという環境ですから、自らの回答がそれを上回れるか否かで、評価に差が生じます。よってこの面接対策に関しても、やはり法や自らの学習計画などに対する深い理解と回答が求められますので、そのための力を養うためにも、小論文からそうした力を養ってもらいたいと思います。
■西南学院大学 人間関係学部の総合型入試
人間科学部には児童教育学科、社会福祉学科、心理学科の3つの学科があり、試験内容の違いがあることから、総合型入試はこの学科ごとに行われていると捉えるとよいでしょう。これは志望理由書をはじめ学習計画書などの作成に関してもそこへの意識が必要だということになり、単なる憧れなどではなく、何らかの実績や背景に基づいた志望理由や学習計画を作成するとよいでしょう。
そして実際の試験内容ですが、人気の心理学部に関して説明すると、小論文の内容はまず課題文を読み、文中の指定された部分の内容を200~300文字程度で説明する問題が1題あります。これはいわゆる現国で求められる読解力が必要となるのですが、答えの文字数が200文字である点が、いつもの現国とは異なる点であり、ここで文章力が必要となるのです。さらに問題はもう1題あり、これは600文字から800文字程度の意見論述となります。そもそもこの意見論述は課題文に基づくものであるため、受験生はどんな課題文が提示されるかを把握しておくとよいでしょう。もちろんそれは学部や学科に即したものが多いわけですが、直接的に関係あるケースもあれば、一見するとあまり関係ないと思われるものがテーマになる場合もあります。ちなみに、過去出題されたのは「聞くこと」に関することなどが挙げられます。
また心理学科でがグループディスカッションが行われることも特徴でしょう。グループディスカッションやグループワークでは、積極性が求められます。しかしながら、それを強く意識しすぎるあまりあり、いわゆるクラッシャーになってしまう受験生も見受けられます。よって、評価されるのは決して積極性だけではありませんので、それ以外ではどんなことが必要なのかをよく考えるとよいでしょう。
■西南学院大学 国際文化学部の総合型選抜
国際色豊かな西南学院大学で、近年は外国語学部以上の人気を誇るのが国際文化学部です。たしかに国際社会との接点を持つには外国語が必須だといえるのですが、語学にとどまらない多様な接点を持つことへの需要の高まりが、国際文化学部の人気にもつながっています。
この国際文化学部の総合型入試は、方式が2つあるのですが、ここでは多くの受験生が出願する学びと探求型について説明いたします。まずこの入試において重要なものは学習計画書と独自探求レポートでしょう。これら2つの関連性は問われず、さらには独自探求レポートについては学部での学びと無関係であっても問題ありません。このことから独自探求レポートは、その質の高さが評価ポイントとなることがわかるかと思いますので、受験生は研究および論文とはどういったものかをまずは把握する必要があるでしょう。そして出願資格としては、研究内容はどんなものでも良いわけですが、評価がつけられることを鑑みると、やはり研究内容の良し悪しは無視できないことを念頭に置いておく必要があるといえます。
そしてプレゼンテーションに関しましても、これは外国語学部のプレゼンテーションに近いものだといえます。内容としては外国語学部に関しては学習計画に基づいたものですが、国際文化学部は独自研究レポートの内容となります。この点を鑑みますと、やはり独自研究レポートの内容は、学部と全く無関係であるものより、ある程度の一致が見られるものの方がやりやすいという点があるといえるのです。
■西南学院大学の総合型入試で重要なこと
西南学院大学の総合型選抜の入試結果を見ると、まず志願者数は年々多くなっていることが分かります。以前は倍率が2倍超える学部や学科はそれほどなかったものの、近年では3倍~4倍になるところも珍しいものではなくなっています。
とはいえ、西南学院の総合型入試は専願であり、評定や英語資格などの出願基準も設けられているところが多いため、入試倍率は驚くほど高騰することは考えにくいと思われます。
このような背景を鑑みて、受験生にとりわけ重要となることは、まずは志望理由書や学習計画書を時間をかけて作り上げることです。一次試験で不合格となってしまっては元も子もなく、そのため受験生に求められることは。そうした書類を作る上でのネタ集め、つまり自己をアピールできるような材料を用意しておくことが肝心なのです。さらに西南学院大学では、講義レポートや小論文、さらにはグループディスカッションや面接が重要です。他大学ではある程度の自己アピール材料があれば、そうした試験を重視しないというところも少なくないのですが、西南学院に関してはそうした考えは通用しないため、時間をかけてその対策をすることが求められます。

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