■京都女子大学について
京都女子大学は龍谷大学と同じ、浄土真宗系の大学です。設立の経緯も1910年(明治43年)に西本願寺佛教婦人会連合本部のの援助を受け、のちに個々が経営主体となったのです。現在では5つの学部を誇る総合大学として、関西三大女子大学に数えられる有名私大となっています。
■京都女子大学のキャンパス
住所:〒605-8501 京都市東山区今熊野北日吉町35
アクセス:最寄り駅は京阪電車の七条駅
■京都女子大学の総合型選抜について
近年、京都女子大学は学部の新設や再編を進めており、総合型選抜においても同じ学部学科で複数の入試方式を設けるなどの改革が進められています。この総合型選抜は設置されている7つの学部全てで行われており、それぞれの方式で入試内容はもちろん配点や評価ポイントが異なります。受験生はそれらをよく確認し、ただやみくもに対策をするのではなく、効率よい対策は何であるかを考えるべきでしょう。
注意しなければならないのが、合格した場合は入学を義務付ける専願である点です。併願先の選定なども含め、詳細を記します。
■文学部の総合型選抜について
京都女子大学の文学部には、国文学科・英語文化コミュニケーション学科・歴史学科があります。まず国文学科と英語文化コミュニケーション学科の総合型選抜には、それぞれA方式とB方式があり、受験生はどちらか一方を選ばねければなりません。国文学科の場合、A方式は講義を聞いてその内容に関する意見を述べる小論文が課せられます。一方のB方式は国語の筆記試験が課せられ、これは模試のような問題を解く形式となります。B方式の過去問は公開されており、受験生はまずその問題に目を通すことから始めるべきでしょう。そしてB方式で得点を重ねられるかという問題との相性を鑑み、それが難しい場合はA方式も考えるという戦略を立てるべきでしょう。
英語文化コミュニケーション学科においてもA方式とB方式があり、A方式は英検2級などのCEFL-B1以上の英語資格を有している受験生のみが対象になります。ここで行われる試験ですが、そもそもその英語資格が数値化されるため、実際に行わっれう試験は面接のみとなります。一方のB方式は英語資格は必要ではなく、試験は英語での質問もある英語面接が課せられます。つまり英語資格が必要ないB方式は、面接にて英語力の有無を見極められるわけであり、そう考えるとA方式はほぼ合格できると考えられるわけなのです。
そして歴史学科においては小論文が合否に大きく影響します。歴史に関する論説文をよみ、その内容に関して自らの意見を述べるというものなのですが、歴史を暗記間目と捉えて学習してきた受験生にとって、この問題はやや厳しいものになります。歴史を文脈として捉えてきた生徒にとっては、この問題の対策の段階から楽しんで取り組むことが出来ることでしょう。
■発達教育学部の総合型選抜について
この発達教育学部における総合型選抜は、A方式:活動重視・B方式:小論文重視・C方式:音楽実技重視・D方式:海外教育志向という4つの方式に分かれており、試験の内容や採点基準が異なります。
京都女子大学に限らず、教育系の学部は多くの大学でグループワークやグループディスカッションが課せられるのですが、それはやはり将来、教育者になることを鑑みて、コミュニケーション能力の有無を見極められていると捉えるべきでしょう。もちろんそのコミュニケーション能力とは、自分が目立つというものではなく、他者を活かすという能力だと考えると良いでしょう。
この発達教育学部の入試では、A方式とD方式でプレゼンテーションが課せられています。もちろんここでも発表内容はもちろんですが、そもそも発表の仕方も重視されている、このことに意識を払った方が良いでしょう。
■心理共生学部の総合型選抜について
心理共生学部は、かつて他学部の中の1つの学科だったものが、学部学科の再編で新たに設置されたものになります。近年、心理を学びたいという高校生はかなり増えましたが、京都女子大学の場合は「心理共生学部」と名乗っており、この学部名の意味を理解しておくことが受験生には求められます。
そして実際の試験ですが、この学部もAとBの2つの方式があり、まずA方式の方は書類(50点)+小論(100点)+グループ面接(50点)となっているのに対し、B方式の方は書類(100点)+小論(50点)+面接(50点)となっています。Aは小論文が配点の半分を占めるのに対し、Bは書類が配点の半分を占めます。つまり、評定や資格を含めた調査書の良し悪しによって、AかBかを選択することになるでしょう。
そして実際の小論文ですが、まず心理学とは基本的には統計と英語の学習が欠かせません。そのため小論文においても、グラフの読み取りが出題されており、さらには相関関係や因果関係の違いなどについての理解をしておくと良いでしょう。
■現代社会学部の総合型選抜について
現代社会学部の試験においては、A方式が小論文と面接が、B方式ではプレゼンテーションが課せられます。
まずA方式の小論文ですが、社会課題としてよく用いられるいくつかのキーワードをつなぎ合わせて書いていくというものになり、これは立教大学社会学部の問題と似ています。この問題の意図としては、いかなる社会課題もその根底では繋がっているケースもあるという、社会学の素養が備わっているかを見極めるといった意図がうかがえます。ですので受験生は、ニュースを見るということにとどまらず、そこから一歩より深めた社会学とは何ぞやというところにまで意識を巡らすと良いでしょう。この考え方はプレゼンテーションにおいても同じです。プレゼンテーション課題は事前に発表され、準備の時間は豊富にあります。しかしながら、そこで求められることは表面的な理解にとどまらず、深く考える思考力が大切です。さらに言えば、その深さとは闇雲に深めるというものではなく、あくまで社会学的な深みを目指すことが肝心なのです。
■法学部の総合型選抜について
京都女子大学だけではなく他大学においても、法学部では文献読解能力を審査するところが多くあります。京都女子大学の法学部の小論文課題においても、要約と意見論述が問題として取り上げられていますが、文字数としてほほぼ同数です。このことは、どういう考えを持っているかということを見極めるというより、文章を正しく読み解く力と、それを正しく言い表す力が評価されていることが伺えるのです。
さらに法学においては、法的三段論法といった独特な論述の術があります。よって意見論述においても要約においても、正しい書き方を身につけておくことが重要だといえるのです。間違っても、漢文の書き方である起承転結などの書き方をここで用いないようにしましょう。
■京都女子大学 総合型選抜の入試倍率
京都女子大学のここ数年の入試倍率の推移を見ますと、法学部の入試倍率が他学部に比べて低くなる傾向が見られます。男女共学の大学と女子大とでは、人気に学部に差があることもあり、総合型選抜における法学部の倍率が低くなるのも、この影響があるかもしれません。また教育系の学部なども、学部の学びと将来とが直結しやすく、近年の教育志願者の減少という流れもあるためか、低倍率になる傾向が見られます。
この総合型選抜は近年拡大しており、首都圏ではかつて女子大は、総合型選抜の倍率が1.0倍であるという大学が多くありました。しかし近年は、倍率が徐々に上がってきており、この潮流は数年遅れで関西の女子大にも訪れることでしょう。ゆえに文学部の英語文化コミュニケーション学科や社会学部、心理共生学部などは今後、総合型選抜の倍率が上昇するかもしれません。
■当塾の京都女子大学対策
活動実績
発達教育学部や現代社会学部などプレゼンテーションが課せられている学部学科は、その発表内容が審査基準になることはいうまでもありません。当塾ではプレゼンテーションのやり方はもちろんですが、発表内容につながるネタ、つまり活動の実績化から積み上げる取り組みをいたします。もちろん活動実績は、他の学部学科でも生かされます。特に文学部英語文化コミュニケーション学科のB方式などにおいては、英語資格がない分を活動実績で補うことで受験を有利に進めることが可能です!
資格取得
英検2級をはじめとした英語資格の取得はもちろんですが、他の学部学科を受験する際にも評価される、資格の取得に力を入れています。とりわけ心理共生学部受験者には、容易に取得できるものの高く評価される資格の取得をサポートいたしております。
小論文
小論文が課せらている学部や学科においては、過去問題はもちろん、その過去問に合わせて作成した類題を数多くこなすことが可能です。文学部歴史学科、発達教育学部、心理共生学部、現代社会学部、法学部などは、小論文の配点が高くその出来が合否にかなり影響します。当塾ではそうし対策をどこより豊富にで質の高い対策が可能です。
■二重まるを選ぶ5つの理由
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